COLUMNお役立ち介護コラム

2025.06.16 更新

利用者や入居者に寄り添う介護をしたい!理想を実現するためにできることとは?

皆様こんにちは。福祉のキャリアカレッジです。日頃介護の仕事に就いている皆様や、これから介護の仕事に就こうとしている皆様には、それぞれ理想の介護というものがあるのではないでしょうか。中には 「利用者や入居者に寄り添った介護が理想」という人もいるに違いありません。そこで、今回は「利用者や入居者に寄り添う介護」とは具体的にどのようなもので、実現するためにはどのような点に注意すればよいのかを解説します。

「寄り添う介護」とは?

介護の利用者や介護施設の入居者は基本的に高齢者です。そのため、「近くで生活の手助けをすること」が「寄り添うこと」だと思っている人もいるでしょう。しかし、「寄り添う」というのは、「近くにいて何をするときも手を貸してあげること」ではありません。寄り添う介護は、相手の尊厳を守った介護をすることです。

 

高齢者の思いはとても複雑です。以前はできていたことができなくなれば自信をなくし、やってあげる側だったのがやってもらう側になれば自尊心が傷つきます。そんな思いでいる高齢者に対して、介護する側が先走って手を貸したり、何でも代わりにやってあげたりしたら、相手を傷つけることになりかねません。介護を受ける人の気持ちや置かれている状況を正しく理解し、共感しながら、その人らしい生活ができるようにサポートすることを「寄り添う介護」と言います。

寄り添う介護を実現するためのポイントは?

「寄り添う介護」は決して特別なことではありません。ポイントをきちんと押さえれば実現可能です。寄り添う介護の実現に向けて抑えるポイントは次に挙げる9つです。

 

1.相手の話によく耳を傾ける。意見や希望によく耳を傾けることで、してほしいこと、逆にしてほしくないことがわかる。

2.相手の置かれた状況や気持ちを理解しようと努める。

3.自分でやりたい、自分で決めたいという気持ちを尊重し、実現できるように支援する。

4.一人ひとりの個性を尊重し、状況や好みに応じたサポートをする。どのようにするのが一番良いかを一緒に考えることで満足度が高まる。

5.相手を不快な気持ちにさせない言葉遣いや態度で、リスペクトを持って接する。

6.安心して過ごせる環境を作り提供する。

7.残存能力をきちんと把握し、できる限り自分でできることはやってもらう。自分でできることを増やすためのサポートもする。

8.表情やしぐさにも注意しながら積極的にコミュニケーションを取る。

9相手のペースを尊重し、急かしたり無理強いしたりしない。

 

いずれも、寄り添う介護を実現するためには大事な考え方です。一方的に何かをしてあげるのではなく、一緒に考えて一緒に取り組むというスタイルに変えていけば、自然と寄り添う介護に近づいていくでしょう。

いかがでしたか。サポートする際に、選択肢を与えて選んでもらうようにすると、相手が大切にしていることや欲していることがわかりやすくなります。最適なサポートを行えるように、介護職員と利用者・入居者との間だけでなく、介護職員同士や利用者・入居者のご家族との間のコミュニケーションも大切です。寄り添う介護で、利用者や入居者のQOLを高めていきましょう。

 

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