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2026.01.05 更新

介護の現場ではマルチタスクを求められがち!パニックを防ぐためにすべき工夫とは?

皆様こんにちは。福祉のキャリアカレッジです。突然ですが、皆様はマルチタスクをこなす自信がありますか? 介護の現場ではマルチタスクを求められがちですが、同時に複数のことを考えながら、すべてを正確にこなせというのはかなりの難題です。ただでさえプレッシャーがかかる現場ですから、脳にかかる負荷が大きくなれば、パニックを起こしかねません。そこで、今回は、マルチタスクを求められたときに、パニックを起こさずに仕事をこなすためにはどうすればよいかということについてお話します。

介護現場ではなぜマルチタスクを求められるのか

介護現場でマルチタスクが求められる原因としてまず考えられるのは、人手不足と時間的な制約です。限られた人員で、時間内に多くの業務をこなさなければならないため、効率が最重視され、並行して仕事を行うように求められることになります。

 

できる限り利用者のニーズに応えようとすることも、同時進行でしなければならない作業が増える原因の1つかもしれません。利用者ごとに置かれた状況や心身の状態が異なるため、要望の内容もそれぞれ違います。それらの要望にできるだけ柔軟に応えようとすると、作業が増えるため、同時進行で何とかこなそうという発想になりがちです。

 

介護現場では、利用者の些細な変化に気付いて、先回りして対応することが評価されやすい点も、マルチタスクが過剰に求められる原因でしょう。利用者の変化に気付かずトラブルが起きてしまうと責められることになるのですから、些細な変化も見落とすまいと必死になり、目に見えない仕事を作り出すことになります。

マルチタスクには無理がある!

マルチタスクとは、複数のことを同時進行で処理する能力です。本当にできれば効率的ですが、人間業ではありません。脳に過剰な負担をかけるため、心も体も疲れてしまい、かえって効率が悪くなります。

 

例えば、介護施設では、利用者と会話をしながら作業をするということがよくありますが、会話に集中しすぎると手がおろそかになり、作業に集中しすぎると、会話がおろそかになります。両方に集中することが難しいというだけでなく、どちらにも集中しないということもできません。

 

何かの準備をしながら、利用者の対応をするということもよくあります。作業を中断して対応していたら、それまでやっていたことを忘れてしまうかもしれません。中途半端な状態で放置されるのが作業でなく、施設の利用者だったらどうでしょうか。複数の利用者の対応を掛け持ちするということもありますよね。途中で別の利用者の対応をしたら、前の利用者への対応が途中だったのを忘れて長時間放置してしまった……そんなことになれば、大きなトラブルに発展するでしょう。

 

そもそも、人間の脳は同時に複数のことを処理できるようにはできていません。それなのに、複数のことを同時進行しようとするから、パニックを引き起こします。スマホだったら、複数のアプリを同時に開いて作業させても平気です。しかし、それでも負荷が通常より大きいため、急激に充電が減ります。サーバーだって同時にアクセスが集中すれば動作が遅くなったりエラーが発生したりするでしょう。人間の脳に同じことをしたら、処理しきれなくてパニックを起こすのは当然です。

パニックを起こさずにマルチタスクを行う工夫は?

パニックを起こさずに正確な作業をするためには、「人間にはマルチタスクは無理だ」と理解することが大切です。「マルチタスクができて当たり前」「自分はマルチタスクが苦手」と思うことが自分を追い詰めてしまいます。

 

マルチタスクができているように見える人も、実際は優先順位を付けてシングルタスクで作業をこなしています。この作業をここまでしたら、次はこちらの作業をここまでして、その後は前の作業の続きをする…というような考え方に変換しているため、間違えずに行えているだけなのです。この場合、1つずつ作業を進めて完了させているので、脳への負荷は小さく、パニックを起こすことはありません。

 

頭の中でマルチタスクをシングルタスクに変換して、1つずつ作業を進めていくのが難しいようなら、やることリストを作成して、1つずつ片付けていくようにすればよいでしょう。書き出すことによって、やることをイメージしやすくなりますし、作業の手順も整理しやすくなります。

 

いかがでしたか。マルチタスクが得意、苦手などと簡単に言いますが、マルチタスクが得意な人はシングルタスクに変換して順番に進めているだけだということが分かったのではないでしょうか。あれもこれも同時並行して行わなければならないと思うとプレッシャーがかかりミスも起こしやすくなります。複数を同時にするのは無理だと割り切り、優先順位が上の作業から順番にこなしていくように心がけましょう。

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